お知らせ

稲刈り後の冬の田んぼ

2020.02.13

稲刈りが終わり、冬の田んぼはどうしているのでしょうか?というご質問をいただくことがあります。

基本的にから次の年の作付けのための土づくりとなりますが、その田んぼによって効果的な様々な方法があります。

田んぼをなるべく乾かして寒気にあて有害ガスの排出や、稲株や藁等の有機物の分解を促進させる方法「乾土効果」。

また、冬の田んぼに水を張って水中微生物の活動を促し、その活動によって有機物の分解を進める方法「ふゆみずたんぼ」などです。

蕪栗米生産組合では冬の田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」を行っておりますが、これはすべての田んぼで出来るわけではありません。

殆どの稲刈り後の田んぼはそのままか、耕起(秋起こし)して稲株や藁等を耕転して堆肥を散布するなどの作業を行います。

稲刈り後の幾分気温が高いうちに堆肥を散布しておくことで稲株や藁等が分解されて良質な土になります。

稲刈り後の「そのままの田んぼ」はマガンや白鳥の生活の場となります。落ちた「籾」を餌にしたり雑草を食べたりして暮らすため環境共生には適しています。

この場合は春に耕起(春起こし)を行います。

また、「ふゆみずたんぼ」以外は「乾いた田んぼ」ということになりますので、ブロックで小さなビオトープを作ったり、

トラクターで窪みを付けて雨水などの水がたまるようにして、冬でも生き物が住みやすくなる工夫をしています。

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蕪栗米生産組合

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